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愛媛県松山市愛媛県警/松山南交通安全協会/松山きし保育園


松山支社

人と人のつながりが
子どもたちの未来を守る。

2023年の創業100周年に向け、「THE MUTUAL(ザ・ミューチュアル)-次代の"相互扶助"を考える-」というコンセプトのもと、100周年プロジェクトに取り組んでいます。「THE MUTUAL」とは共感・つながり・支えあいをベースとした、次の100年に向け進化する次代の相互扶助のことです。

今回松山支社では、愛媛県警と松山南交通安全協会のご協力のもと、「おやさいクレヨン(※)」を寄贈させていただいた「松山きし保育園」で、交通安全啓発イベントを開催しました。イベントでは、横断歩道の正しい渡り方を実践する交通安全教室と、交通安全ぬりえで、子どもたちに楽しみながら交通ルールを学んでもらいました。
子どもたちの安全を守るために活動をされている愛媛県警の紅谷警部と松山南交通安全協会の甘井さん、今回イベントを開催させていただいた松山きし保育園の大上園長先生に、普段の取組みや子どもたちへの想いを伺いました。

(※)おやさいクレヨン
100周年プロジェクトの一環として、「THE MUTUAL Art for children」(ザ・ミューチュアル・アート・フォー・チルドレン)を実施しており、「おやさいクレヨン」を製作しました。「THE MUTUAL Art for children」は、当社が2012年度より開催している「すまいる・ぎゃらりー」の作品をデザインとして活用し、その想いを発信していく活動です。作品を通じ、子どもたちと社会がつながるお手伝いをさせていただきます。多くの子どもたちに絵を描く楽しさを知ってほしいとの想いから、地域の保育園や幼稚園等を中心に、「おやさいクレヨン」をお届けしています。

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左から、豊永支社長(松山支社)、紅谷広和警部(愛媛県警交通企画課)、甘井由佳さん(松山南交通安全協会)

大切なのは、楽しく学ぶこと。
事故件数ゼロを目指す、交通安全啓発の取組み。

豊永支社長(以下、豊永) 今回のイベントは愛媛県警さんからのご提案で、交通安全教室と交通安全ぬりえを組み合わせた、楽しみながら交通安全を学べるイベントとなりました。子どもたちだけでなく、保育園の先生にも喜んでいただけたのではないかと思います。どのような想いから、ご提案をいただいたのでしょうか?

愛媛県警交通企画課 紅谷広和警部(以下、紅谷) 愛媛県警では、子どもたちの交通事故を1件でも減らしたいという想いで、さまざまな活動に取り組んでいます。その中で、フコク生命さんから松山きし保育園に「おやさいクレヨン」を寄贈されると伺い、愛媛県警も子どもたちのためになにかご協力できればと思ったのがきっかけです。
まず考えたのは、子どもたちに楽しみながら交通ルールを学んでほしいということ。愛媛県警のマスコットキャラクター「まもるくん」、「安(あん)ちゃん」、「心(しん)ちゃん」が描かれた交通安全ぬりえを、「おやさいクレヨン」で色付けしてもらおうと考えました。そうすることで、より一層子どもたちの記憶に残るイベントとなり、今以上に交通安全を意識してくれるようになるのではないかと思いました。みなさんや保育園のご協力もあり、実施できたことを嬉しく思います。

豊永 とても素敵なご提案だと思いました。イベントをきっかけに、子どもたちが自然と交通安全を意識してくれるようになるといいですね。ちなみに、愛媛県内で発生している交通事故の現状はいかがでしょうか?

紅谷 愛媛県内での交通事故発生件数は17年連続で減少していますが、高齢者の交通事故が増えてきています。園児に限れば、2021年の発生件数は3件でした。数としては少なく感じますが、わたしたちの使命は発生件数をゼロにすること。今回一緒に実施させていただいたイベントも、交通事故を無くすためにできることのひとつです。

豊永 交通事故発生件数をゼロにするため、わたしたちにご協力できることはありますか?

紅谷 今回のような交通安全啓発イベントに、これからもご協力いただけたらありがたいです。交通安全を啓発するのぼり旗を持ってドライバーや歩行者の方へお声がけする「人の輪作戦」という活動を定期的に行っていますので、フコク生命のみなさんにも参加していただけると嬉しいです。

豊永 「人の輪作戦」、まさに人と人のつながりから生まれている取組みですね。わたしたちフコク生命もぜひ参加したいと思います。

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「おやさいクレヨン」で交通安全ぬりえを楽しむ子どもたち

誰もが安心して暮らせる街をつくるのは
思いやりの心と、気持ちの良い挨拶。

豊永 松山南交通安全協会さんは、普段どういった活動をされているのでしょうか?

松山南交通安全協会 甘井由佳さん(以下、甘井) 今回開催させていただいたような、子どもたちや高齢者の方へ向けた交通安全教室を定期的に行っています。他には、事故防止のチラシや反射材が入ったお土産をドライバーへ手渡しながら安全運転を呼びかける「交通茶屋」を開催しています。もちろん、先ほど話にあがった「人の輪作戦」にも参加させていただいています。そのような活動を通じて、地域の人に交通安全を呼びかけています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、なかなか活動しづらい状況が続いていますが、衛生面に気を付けながら活動しています。

豊永 さまざまな活動をされているのですね。今回、交通安全教室に参加してくれた子どもたちの様子はいかがでしたか?また、どういったことを感じられましたか?

甘井 子どもたちは、わたしたちが示す手本をしっかり見てくれて、横断歩道の渡り方を身につけてくれたと思います。こちらの呼びかけに元気よく答えてくれる子どもたちから、わたしも元気をもらえました。また、ぬりえに没頭する子どもたちの様子から、楽しみながら学んでもらうことが大切だなと感じました。

豊永 わたしたちも、子どもたちから元気をもらえました。今回のイベントに参加して、地域の子どもたちを守りたいという気持ちが一層強くなりました。
松山支社の職員は、出勤などで車を利用する機会が多いです。ドライバーとして、改めて気を付けるべきことを教えてください。

紅谷 アクセルとブレーキの踏み間違いといった「操作ミス」による交通事故がよくニュースに取り上げられますが、実は事故の原因のほとんどが、標識や赤信号などを見落としてしまう「認知ミス」です。認知ミスを防ぐには、ドライバーが視野を広げ、運転中により多くの情報を得ることが大切です。当たり前のことですが、注意散漫にならず、常に危険がある可能性を頭に入れながら運転していただければと思います。

甘井 子どもたちには「止まれの標識では、左右を確認してから歩こうね」と伝えています。ドライバーの皆さんも同じように、止まれの標識で一時停止をして、きちんと周囲を確認してから発進していただきたいです。

豊永 ありがとうございます。やはり基本的なことが大切なんですね。職員に必ず伝えるようにします。
子どもたちや地域の人が、これからも安心して暮らせる街をつくるためには、どのようなことが必要だと思われますか?

甘井 地域全体で子どもたちの成長を見守ろうという意識を、多くの人が持つことが大切だと思います。

紅谷 地域の人同士で気持ちの良い挨拶を交わしてほしいですね。挨拶は簡単なことですが、交わすことで、お互いを思いやるきっかけとなり、街の治安が良くなるんです。

豊永 わたしたちも、地域の人とお会いする機会が多いので、挨拶を大切にしています。
最後に、これからの時代、心豊かに、安心して暮らしていくために、人と人のつながりはどうあるべきだと思われますか? また、ご自身はどのようなことを大切にしたいとお考えですか?

紅谷 人と人のつながりが失われると、心の豊かさは得られないと思います。わたしはあまり社交的な性格ではないので、自分から人に話しかけるなど、積極的に人と関わる姿勢を大切にしていきたいです。

甘井 人と直に接する機会が減っていますが、やはり対面の力は大きいと感じています。コロナ禍に負けず、今回のように多くの人が直接交流できる機会をつくり、人とのつながりを広げていきたいと思います。

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交通安全教室で、元気よく横断歩道の正しい渡り方を実践する子どもたち

「コロナ禍だから」と諦めず、
子どもたちが学べる機会をつくりだす。

続いて、交通安全啓発イベントにご協力いただいた「松山きし保育園」の大上政子園長にお話を伺いました。

豊永 コロナ禍でイベントを開催できるか心配していたのですが、松山きし保育園のみなさまには、ご協力いただき本当に感謝しています。

大上政子園長(以下、大上) こちらこそ、イベントを企画いただきありがとうございました。子どもたちには、さまざまな経験を通して健やかに成長してほしいという想いがあります。「コロナ禍だから、イベントごとはすべて中止」と画一的に決めず、どうしたら実現できるかを先生みんなで考えて「できることは実現しよう」というのが、松山きし保育園の方針です。正しく恐れ、しっかりと対策をしながら、保護者のみなさんや、地域の人のご協力のもと運営しています。

豊永 今回の交通安全啓発イベントはいかがでしたか?

大上 誰もがハッピーになれる、素晴らしいイベントでした。実はこのイベントを、子どもたちも先生も楽しみにしていました。子どもたちは、「おやさいクレヨンって、野菜でできてるってほんと?どんな手触りなんだろう」と、寄贈いただく前から興味津々でしたし、子どもたちはぬりえが本当に大好きなんです。ぬりえを通して、今までよりも交通安全へ意識が向いたのではないかと思います。

豊永 今回のイベントが楽しい記憶として残り、今まで以上に交通安全を意識してくれるようになるとうれしいですね。交通事故から子どもたちを守るために、日ごろ保育園で行われる教育や取組みはありますか?

大上 園外保育や散歩中に、危険な場所を子どもたちに繰り返し伝えています。「危ない場所には近づかないようにね」など、自分の身は自分で守ることを教えています。また、年に一度は今回のように、交通安全協会の方に交通安全教室を開いていただいています。

豊永 交通安全教室は、定期的に開催されているんですね。わたしたちも、子どもたちの健やかな成長を願う地域の一員として、お力になれればと思います。

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「松山きし保育園」の大上政子園長

さまざまな人との出会いが
子どもたちを成長させてくれる。

豊永 子どもたちを守っていくためには、地域の人の協力が不可欠だとお聞きしましたが、松山きし保育園では地域の人との交流において、大切にされていることはありますか?

大上 地域の人とコミュニケーションを重ね、信頼関係を築くことを大切にしています。子どもたちに教えていることですが、まずは挨拶を欠かさないこと。また、季節のイベントに地域の人をご招待し、交流の機会をつくっています。先日も、新年の行事で子どもたちがついたお餅をご近所にお配りしました。みなさん喜んでくださり、地域の人と距離が縮まったように感じました。今回のイベントも、近所の方が様子を見に来てくださっていました。

豊永 イベントでも、子どもたちは元気いっぱいに挨拶してくれて、こちらが驚くほどでした。

大上 そうですね。「挨拶」や「笑顔」といった、人としての基本を大切にした指導を心がけています。手本となる園の先生が笑顔で挨拶すれば、子どもたちは自然と学んでくれます。もともと、松山きし保育園は「笑顔は『た・か・ら』」というコンセプトからスタートしました。笑顔を絶やさず働いている先生の姿が、子どもたちによい影響を与えてくれていると思います。

豊永 わたしたちも、「挨拶」や「笑顔」の大切さを子どもたちから改めて教えてもらいました。
では、最後の質問です。これからの時代、人が豊かに、安心して暮らしていくために、人と人のつながりにおいて、どういったことが大切だと思われますか? また、ご自身はどのようなことを大切にしたいとお考えですか?

大上 私は、出会いを大切にしていきたいと思っています。園を開くことで、今まで出会わなかった人たちと関係性ができたことは、大きな財産です。こうして、フコク生命のみなさんとお会いできたのも、大切なご縁だと思っています。
2021年の春頃、近所の農家さんのご厚意で、子どもたちと一緒に人参を収穫させていただきました。自分たちで収穫した人参で給食をつくると、人参が苦手な子どもも喜んで食べてくれました。地域の人とのつながりが、子どもたちの成長を支えてくれていることを改めて実感する機会でした。
こうした人との出会いが、子どもたちを成長させてくれます。子どもたちに豊かな人生を送ってもらうためにも、これからも出会いやご縁を大切に、人とのつながりを深めていきたいと思います。

青森支社

編集後記

松山支社

今回の交通安全啓発イベントは、愛媛県警、松山南交通安全協会、松山きし保育園のご協力があって開催できました。参加した人みんながハッピーになれる、素晴らしいひとときとなりました。なにより、交通安全について楽しそうに学ぶ子どもたちの姿に、たくさんの元気をもらいました。
「おやさいクレヨン」を寄贈させていただくというわたしたちの1つのアクションがきっかけで、想像を超えた機会が生まれ、小さなことからでも始めることで、地域とのつながりが深まることを改めて実感しました。
みなさんの想いに共通していたのは、子どもたちの健やかな成長の力になりたいという、あたたかい気持ち。わたしたちも今回のご縁を大切に、これからも相互扶助の精神のもと、子どもたちをはじめ、地域の人の力になれるよう尽力していきます。

※マスクを着用していない写真は、撮影時のみ外して撮影しています。

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